Spring & Summer 22-23 Physiolatry 自然崇拝
Physiolatry フィズィオラトゥリィ 自然崇拝日本は昔から、自然や自然現象に神秘的力を信じて、崇拝していました。 伝統芸能である華道も、あらゆるものに精霊や神様の魂が宿ると信じて、植物を立てて、 神様を招くために始められたものです。 また、日本のデザインの原点でもある琳派は、 自然の美しい姿・形を形象化して装飾的な表現を見出しました。今季のKEIKO NISHIYAMAのテキスタイルには、琳派の画風や、生け花の哲学に着想を得て、自然物を讃えて、 その美しさや自然を生かしたデザインを表現しています。 不要不急の外出自粛を余儀なくせざる終えなくなった1年と半年、普段気に留められていなかった、花々や草木、鳥のさえずり声、目で見る物だけでなく、匂いや音によっても気持ちが落ち着く事を気づかせてくれました。 その気持ちを忘れないように、テキスタイルに込めています。