今回のテーマは「ピッグスキン」KEIKIKONISHIYAMAの新チャレンジです！

　2022年11月2日、KEIKONISHIYAMAはJFW JAPAN CREATION 2023 ピッグスキン　ファッションショーに参加致しました。

　昨今、環境問題の視点で、革の加工や生産背景が問題視されていますが、日本の革加工では、現在、植物を使ったタンニンなめしが使用され始めています。
また、ピッグスキンが食用肉の副産物として、資源を有効活用したものとは、あまり知られていません。その考えを出発点として、今回のコレクションを作成しました。

　テーマは、The Golden Bough-金枝篇、未開社会の神話・呪術・信教について書かれた、研究書です。どこでもないどこかの国や土地の収穫祭・夏至祭を表現しました。KEIKO NISHIYAMAでは、動植物をテーマに、オリジナルテキスタイルを通して表現しています。天然革のピッグスキンに、自身が描いた動植物のプリントを乗せることで、素材の大切さ、有り難みをより実感しました。ピッグスキンが食用肉の副産物として、資源を有効活用したものとは、あまり知られていません。ピッグスキンを通して、KEIKO NISHIYAMAの掲げる自然と人との共存と、資源の循環の新しい可能性として表現したいです。

　KEIKONISHIYAMAが東京国際フォーラムで行われたJFW JAPAN CREATION 2023 ピッグスキン・ファッションショーは無事に成功致しました。ロンドン以来のファッションショーで、最後まで気が抜けずにおりました。ロンドンからの友人でありフォトグラファーの @masahamanoi さんや、今回のテーマ「金枝篇」をイメージした、音楽をハンドパン・ギタービオラ奏者 @fugaku_yohei さんに作曲・生演奏頂き、世界を作り上げる事ができました。ピッグスキンをご提供・加工制作を頂きました工場様、レザー縫製をご協力頂いた業者様、レザーのブランドもされ、革のプロである @okayluna_1 さんに一部レザーアクセサリーをご制作頂きました。夜遅くまで製作を手伝ってくれた アシスタントたち、追い込みまでご協力頂いたパタンナーさん、沢山の協力者に助けて頂きました。

　この時や気持ちを忘れずに、次に向かってチャレンジしていきます。KEIKO NISHIYAMAを宜しくお願い致します。